胃カメラ

胃カメラについて

胃カメラについて

先端に高性能カメラが付いた細いスコープを挿入することにより、喉、食道、胃、十二指腸を詳細に観察する検査です。当院では検査の負担軽減のため経鼻内視鏡検査を採用しています。極細径スコープを鼻もしくは口から挿入することにより、嘔吐反射が起こりにくく苦痛が少ない状態で検査を受けることができます。

胃カメラで分かる主な病気

  • 胃がん
  • 食道がん
  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃ポリープ
  • 逆流性食道炎
  • ピロリ菌感染

検査の流れ

01.ご予約

普段お薬を飲まれている場合には、検査前日や当日の服薬・休薬についてご説明します。

02.前日から当日朝

検査前日の夕食は21時までに済ませてください。それ以降は水かお茶かスポーツドリンクで水分補給を行ってください。当日は朝食を食べずにご来院ください。

03.検査前の準備

胃の中の泡を消す薬を飲んで頂きます。その後、鼻と喉の局所麻酔を行います。

04.検査開始

胃カメラについて

患者様専用の映像モニターを設置しておりますので、実際の画像をご覧いただきながら検査を受けていただきます。

05.検査終了後

検査画像をご覧いただきながら、検査結果をご説明いたします。

検査費用(概算)

  1割負担 2割負担 3割負担
胃カメラ 約1,500円 約3,000円 約4,500円
胃カメラ+病理診断 約3,000円 約6,000円 約9,000円

※費用はあくまでも概算です、別途診察料などが加算されます
※内視鏡検査に使用する薬剤の種類によって費用が前後します。
※病理診断は個数で費用が変わります。

ピロリ菌外来

ヘリコバクター・ピロリ菌ピロリ菌)と胃がん

ピロリ菌は主に幼少期に口から感染し、胃の粘膜にすみついて慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍や胃がんの原因になる細菌です。人から人への感染も起こり、両親や祖父母に胃や十二指腸のがんや潰瘍があった場合、感染している可能性が高いと言えます。

ピロリ菌の検査方法

胃カメラ時に組織を一部取って検査する方法(病理検査、培養検査など)と内視鏡を用いない方法(呼気試験、便検査、抗体検査など)があります。
当院では主に尿素呼気試験、便検査や採血での抗体検査を行っています。

ピロリ菌除菌によるメリット

除菌が成功すれば胃・十二指腸潰瘍や胃がんなど消化器疾患のリスク軽減につながります。若い時期にピロリ菌を除菌するほど、胃がんになる率は低下します。

ピロリ菌除菌の方法

抗生物質と胃薬を朝晩2回、1週間内服します。 時に軟便・下痢や、口の中が苦くなるなどの副作用がありますが、 ほとんどは軽いもので治まり、服用が終われば改善します。 症状で困る場合は来院してください。

ピロリ菌の除菌判定

除菌治療が終了してから約8週間後にピロリ菌が消えたかどうかの検査(尿素呼気試験、便検査)を行います。

 

ピロリ菌除菌が保険適用になる方

  • 胃カメラにおいて慢性胃炎の所見がある
  • 胃カメラまたはバリウム検査で胃潰瘍、十二指腸潰瘍の診断を受けている
  • 胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少症といった疾患の診断を受けている
  • 早期胃がんで内視鏡治療を受けた

ピロリ菌除菌が保険適用外になる方

  • バリウム検査で慢性胃炎と診断されたが、胃カメラを受けていない
  • 血液検査・呼気検査・便検査などでピロリ菌感染陽性と指摘されたが、胃カメラを受けていない

検査費用(概算)

  1割負担 2割負担 3割負担
ピロリ菌検査 約250~600円 約500~1,200円 約750~1,800円前後

※費用はあくまでも概算です、別途診察料などが加算されます